エコロジー

自慢の堆肥

 お墓に供えられた花、境内の膨大な落ち葉、生ゴミなど、ゴミとして捨てられていたものも、手間を掛けて粉砕し発酵させれば堆肥として再利用出来ます。真っ黒でふかふかな良質の堆肥は、植樹のためのマウンドに混ぜたり、境内の植物の肥料として撒いたり、菜園で使ったりと、植物を元気にするために使っています。檀家の方々など、希望される方にお譲りもしており、静かにファンが増えています。

堆肥山  堆肥山の温度

堆肥作りの準備

■堆肥作りに必要なもの
•車一台分のスペース
•米ぬか一袋
•鶏糞2袋
•微生物資材(EMぼかし・バイムフードなど)2kg
•木枠(高さ40cm、一辺130cm 位の正方形)を作る
•粉砕機
•むしろ、又は、青ビニール(4 ~ 5m 四方のもの)

木枠堆肥は、お供え花を発酵させ、微生物に分解させることでできます。まず発酵させる土台となる、左図のような木枠を作ります。
この土台は、適当な廃材を利用しており、車一台分のスペースを用意します。

土台

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堆肥作りの作業

ゴミの分別

1.ゴミの分別

花についているゴムやプラスチックなどを分別します。
ゴムやプラスチックは微生物が分解できないため、分別する必要があります。

お供え花の加工

2.お供え花の加工

お供え花を粉砕機にかけてチップ状にしています。
花をチップ状にすることで、微生物による発酵がしやすくなります。

微生物をふりかける

3.微生物をふりかける

微生物をふりかけます。

堆肥の状態

チップを押し固める

4.チップを押し固める

木枠一杯になったら、全体を踏み込みます。踏み固めたら、木枠を10cmくらい上にずり上げます。
木枠はチップを踏み込むことによって横からの圧迫を受けますので、容易にずり上がります。

堆肥の状態

何層にも積み上げる

5.何層にも積み上げる

3と4を繰り返し、どんどん高く積み上げていきます。

ビニールをかぶせる

6.ビニールをかぶせる

終了後、むしろ又は青ビニールをかぶせます。
むしろは、セルロースを分解する納豆菌を呼ぶのでむしろの方がお勧めです。

堆肥の状態

水分を調節する

7.水分を調節する

4、5 日経つと、発酵して60 度位まで温度が上昇します。
温度が上昇すると、堆肥が乾いてしまいます。
時々水分調節のため、水をかけてやります。

8.発酵を均一化する

この温度が下がり始めたら、切り返します。
空いているスペースに木枠を移動し、発酵の進んでいる中央部分を周りに、周りの部分を中央にと木枠の中に入れます。
そして3、4を繰り返し、また高く積み上げていきます。

発酵の均一化

中心部を周りへ、周りを中心部へ、上部を底部へ、底部を上部に持ってくることによって、発酵を均一にします。

9.堆肥の完成

これを数回繰り返すと、有機質の堆肥ができあがります。

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お供え花が堆肥になるまで

お供え花の回収

1.お供え花の回収

お墓に供えられた花、草刈りで刈った雑草などを回収します。
お盆など、多いときで5千本以上の花が供えられます。

お掃除

2.お掃除

輪ゴムやビニール紐など、土に帰ることのないものを丁寧に取り除きます。

一次発酵

3.一次発酵

粉砕機でチップ状にしたものに、生ゴミ処理剤、鶏糞、牛糞、米ぬか、水を加えて発酵させます。発酵が進み微生物の活動が活発になると、熱が発生し、70度にもなります。

二次発酵

4.二次発酵

一次発酵が進んだものを、高速発酵処理機にかけて発酵を促進させます。

堆肥の完成

5.堆肥の完成

発酵が終わり、堆肥が出来上がりました。

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生ゴミでの堆肥作り

屋内用コンポスト  屋外用コンポスト

写真左が屋内用コンポスト、右が屋外用コンポストです。
EM菌を使って生ゴミを堆肥にすることは多く紹介されていますので詳しい説明は省きます。屋内用には、寺族の生ゴミを、屋外用には、会食の際大量に出る残飯を業者さんに頼んで入れてもらっています。ビールや酒の飲み残しは、発酵中の堆肥にかけて貰います。

輪王寺で発生する生ゴミを堆肥として再利用することで、余分なゴミを極力出さず、自然環境を守ることに一役買っています。

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